農業法人向けファンド
ファンドの特徴
強み
-
業績に応じて支払額(配当金額)が変動する
融資における元利金の支払いは、経営状況にかかわらず、期限が到来すれば契約で定められた金額を支払わなければなりません。一方、ファンドにおける支払額(配当金額)は、業績に応じて変動するため、天候不順などにより業績が悪化した場合には、支払額を抑えることができます。 -
財務内容が安定する
ファンドによる出資を受けた場合、自己資本が増強されることとなるため、財務内容の安定につながります。
弱み
-
出資を受けるために必要な書類・手続きが多い
出資を受けるためには、決算書類のほか、5か年計画などの書類の提出が必要となるなど、一般的に融資を受ける場合と比べて多くの書類が必要となります。
また、新たに株式を発行するための手続きも必要となることから、出資を受けるまでに時間がかかります。
JAグループが取扱う主な農業法人向けファンド
アグリシードファンド | 担い手経営体応援ファンド | |
---|---|---|
投資対象 | 原則、認定農業者である農業法人 | 「人・農地プラン」において地域の中心となる経営体と位置付けられた農業法人 |
投資期間 | 10年 | 15年 |
投資額 | 1,000万円以下 | 1,000万円超 |
審査基準 (財務要件) |
・債務超過でない、または直近事業年度の経常利益および税引後当期利益がいずれも黒字であり5年以内に債務超過を解消できること ・経常利益および税引後当期利益がいずれも3期連続赤字でないこと |
・債務超過でないこと ・株式取得直後の1株当たり純資産が、取得した株式の価格の50%を下回らないこと ・経常利益および税引後当期利益がいずれも3期連続赤字でないこと |
※上記の条件を満たしていても、アグリ社の個別審査により出資をお断りする場合があります。
農業法人向けファンドとは?
ファンドとは、特定の目的のために資金を集めて設立される基金のことです。JAグループが取り扱う農業法人向けファンドは、投資会社であるアグリビジネス投資育成(株)※(以下「アグリ社」という。)が農業法人の株式(農事組合法人の場合は持分)を購入することにより、農業法人に資金を供給するものです。アグリ社は、JAグループと(株)日本政策金融公庫の共同出資により設立された組織です。